
<ケンジ>
わが家は8階建てマンションの最上階にあります。
このため、ワンちゃんを飼う前から、落下防止対策を考えていました。
といってもすべてやったのはカミさんで、
私はといえば、温かく見守っていただけでした(なんという)。
実際、マロンをわが家に迎えたときも、カミさんが1人でテラスのすき間に
金網をはり、落下防止対策を施したのです。ホント、エライ、すばらしい。
ただ1か所、マンションの避難通路になるお隣さんとの扉には、
防犯上? 緊急避難用ということで、金網を施すことはできません。
とはいえ、マロンもモカも、どうやっても下を通り抜けることはできないため、
心配してはいませんでした。そう、ミルクが来るまでは......。
ミルクは、ミニチュア・ダックスフンド。いまでこそ大きくなったので
すき間をすり抜けることは不可能になりましたが、
飼い始めたころは、もうそれは簡単にスルー。おかげでいつもヒヤヒヤ。
それでもまさか、実際に通り抜けることがあるとは思ってもいなかったのです。
ある日、ピンポンという呼び鈴とともに、玄関に人の気配。
私もカミさんも誰だろう? と思い出てみると、そこにはお隣さんに抱えられた
ミルクの姿が...。そしてひと言、「うちに来てました」。
もう、私もカミさんも平身低頭。確かにミルクの姿が見えなかったのは事実。
しかし、家のどこかにいるのだろうなぁ、なんて軽く考えていたのですが......。
なぜお隣に行ったかといえば、実はお隣さんがかわいいチワワを飼ったため。
イヌ好きのミルクは、チワワちゃんにひかれて行ってしまったのです。
それからというもの、ミルクが行きそうになると、「ミルク!」と怒り、
この事件はとりあえず一度だけですみました。
いまでは身体が大きくなったので通り抜けができなくなりましたが、
本当にこのときは恥ずかしかったです。







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